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2016年8月

2016年8月31日 (水)

いもうとが郵便受けに走る音 あかいろバイクの去りゆく音も

五百六十日目。八月が終わる。雨風に耐えうる体力をつけたし。

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いもうとが郵便受けに走る音 あかいろバイクの去りゆく音も

 

2016年8月30日 (火)

はつなつの三保沖、江尻、生じらす 月夜の晩に従姉をさそう

五百五十九日目。夏祭り。

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はつなつの三保沖、江尻、生じらす 月夜の晩に従姉をさそう

 

2016年8月29日 (月)

茹でジラス晩夏ほろよいゆうぐれは袖師、横砂、かぜふくままに

五百五十八日目。夏、清水の町は、夕方になると海寄りの風に向きが変わる。

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茹でジラス晩夏ほろよいゆうぐれは袖師、横砂、かぜふくままに

 

 

2016年8月28日 (日)

世界堂か地球堂か宇宙堂か友がつとめる画材屋へゆかな

五百五十七日目。気宇壮大なる名称ではある。新宿か、渋谷か、蒲田か。

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世界堂か地球堂か宇宙堂か友がつとめる画材屋へゆかな

 

2016年8月27日 (土)

十センチで五万年ほど遡る地層の一部に眠る自転車

五百五十六日目。町田と相模原の県境を流れる境川、その流域に貴重な断層がある。

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十センチで五万年ほど遡る地層の一部に眠る自転車

 

 

 


 


 

 

2016年8月26日 (金)

手慰みにゆびの先にてみずからの影をなぞりきサルといえども

五百五十五日目。自画像の始まり、かも。

 

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手慰みにゆびの先にてみずからの影をなぞりきサルといえども

 

 

 

2016年8月25日 (木)

夏空に浮かぶネットにつぎつぎとショットを放つ校庭のきみ

五百五十四日目。底のない網の魅力、籠球。

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夏空に浮かぶネットにつぎつぎとショットを放つ校庭のきみ

 

 

2016年8月24日 (水)

物憂きに小枝をひろい絵のようなものを描き出すテナガザルあり

五百五十三日目。手長猿に尾はない。森へ行こう。

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物憂きに小枝をひろい絵のようなものを描き出すテナガザルあり

 



 

 

2016年8月23日 (火)

いきていてくれてサンキュッ!缶の蓋開けてみている 絵の具がすべて

五百五十二日目。台風一過、晩夏夕暮。

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いきていてくれてサンキュッ!缶の蓋開けてみている 絵の具がすべて

 

2016年8月22日 (月)

夏早朝声を掛けつつ円陣を組みゆく子らの白のまぶしさ

五百五十一日目。台風が通過している。

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夏早朝声を掛けつつ円陣を組みゆく子らの白のまぶしさ

 

 

 

2016年8月21日 (日)

夏まひるチェロを背負いたるおみなあり藤沢駅を乗り換えにけり

五百五十日目。女性チェリスト。楽器は巷で見ると、意外におおきい。

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夏まひるチェロを背負いたるおみなあり藤沢駅を乗り換えにけり

 

 

 

 



 

 

2016年8月20日 (土)

お揃いのアロハなふたり江ノ電にのりかえて海へゆくんだろうな

五百四十九日目。台風が近づいていたけれど。

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お揃いのアロハなふたり江ノ電にのりかえて海へゆくんだろうな

 

2016年8月19日 (金)

改憲をうたうチラシにくるまれてモモの実のカク滴り止まず

五百四十八日目。mesh、または網の目状。

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改憲をうたうチラシにくるまれてモモの実のカク滴り止まず

 

 

 


 


 

 

 

2016年8月18日 (木)

起伏なく熟れてゆく桃てのひらに包み込むごとひとつ剥き終う

五百四十七日目。実は桃は皮ごと食べるものだったのだ。

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起伏なく熟れてゆく桃てのひらに包み込むごとひとつ剥き終う

 


 

 

2016年8月17日 (水)

モダニズムのハード・コアとは思いのほか身近にありて 桃ひとつ剥く

五百四十六日目。ハナミズキに絡みつく時計草。

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モダニズムのハード・コアとは思いのほか身近にありて 桃ひとつ剥く



 

 

2016年8月16日 (火)

ぼうぼうとそらに息吐くゆうまぐれ口に蚊柱呼び寄せにつつ

五百四十五日目。蚊はあたたかいところが好き。

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ぼうぼうとそらに息吐くゆうまぐれ口に蚊柱呼び寄せにつつ

 

 

 

2016年8月15日 (月)

卓上に溶け出す氷モランディ真夏閑かなる意味の氾濫

五百四十四日目。つきなみですが。

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卓上に溶け出す氷モランディ真夏閑かなる意味の氾濫

 

2016年8月14日 (日)

ごくせまい範囲の中でごく浅くつき合うためのスキルを磨く

五百四十三日目。きっかけとしては、面白かったかもしれない。

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ごくせまい範囲の中でごく浅くつき合うためのスキルを磨く


 

 

2016年8月13日 (土)

ひらき切りし花は立ち枯れゆくのみに夕べ凋まぬきはちすのはな

五百四十二日目。きはちす、木蓮、芙蓉、木槿、季語は秋。

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ひらき切りし花は立ち枯れゆくのみに夕べ凋まぬきはちすのはな

 

 

 

2016年8月12日 (金)

水を巡る大気の動きはとらえがたくゆらぐ筆触睡蓮を追う

五百四十一日目。考えることは同じだとしても。

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水を巡る大気の動きはとらえがたくゆらぐ筆触睡蓮を追う

 

2016年8月11日 (木)

AIにも表情はありや 認知症患える義母の表情をよむ

五百四十日目。AI:artficial intelligence 人工知能。

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AIにも表情はありや 認知症患える義母の表情をよむ

 

 

2016年8月10日 (水)

御祭りは 妻と子を率(い)てみちみちに遠く聞きいる太鼓の音色

五百三十九日目。帰り道はなおさら遠い。

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御祭りは 妻と子を率()てみちみちに遠く聞きいる太鼓の音色

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

2016年8月 9日 (火)

トントコトンさがしあぐねて妻と子ともどるほかなく夏の夜の道

五百三十八日目。近いのにたどり着けないもどかしさ。

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トントコトンさがしあぐねて妻と子ともどるほかなく夏の夜の道

 

 

 


 


 

 

 

2016年8月 8日 (月)

音のするところ何処と見上げゆく夜音(よと)の遠音(とおと)の太鼓のひびき

五百三十七日目。音はすれども。

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音のするところ何処と見上げゆく夜音(よと)の遠音(とおと)の太鼓のひびき


 

 

 

 

2016年8月 7日 (日)

素潜りの得意なひとは絵が上手くなるらしじっと息止めて描く

五百三十六日目。それなりの創意工夫が必要ですが。

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素潜りの得意なひとは絵が上手くなるらしじっと息止めて描く

 

2016年8月 6日 (土)

つまぶきはスズキにかえてみずいろの少年は愛しき尾ひれをまとう

五百三十五日目。祝御結婚。再録。若干の訂正あり。

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つまぶきはスズキにかえてみずいろの少年は愛(は)しき尾ひれをまとう

 

 

2016年8月 5日 (金)

パレットの上に練りいるこの絵の具 チューブを出たら固まるのみに

五百三十四日目。パレット上の絵の具。

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パレットの上に練りいるこの絵の具 チューブを出たら固まるのみに


 

 

 

2016年8月 4日 (木)

きゅきゅと啼くいのち幽しあかり戸に貼りつくしろき壁虎は夏の季語

五百三十三日目。へきこ、ヤモリのこと。かよわい生き物。

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きゅきゅと啼くいのち幽しあかり戸に貼りつくしろき壁虎は夏の季語

 

2016年8月 3日 (水)

うすものを纏いしのみに縁台に涼むじじばばこっち見ている

五百三十二日目。港町の夏の夕ぐれ。団扇片手に。

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うすものを纏いしのみに縁台に涼むじじばばこっち見ている


 

 

2016年8月 2日 (火)

虚と実の像の影ある真ん中で太郎がTAROの鐘打ち鳴らす

五百三十一日目。1982年7月のこと。

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虚と実の像の影ある真ん中で太郎がTAROの鐘打ち鳴らす


 

 

 

2016年8月 1日 (月)

夢醒めて汗ばむからだ冷えゆくを夜ごと仄浮くホタルを思う

五百三十日目。八月になってしまった。

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夢醒めて汗ばむからだ冷えゆくを夜ごと仄浮くホタルを思う

 

 

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2015年の等々力のフラッグ

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    フラッグ《フェンスぎりぎり》素地への遡行展の記録。 2015年5月29日より6月21日まで。 東京世田谷の、スペース23°Cにて。

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    2015年3月~4月個展フラッグ《フェンスぎりぎり》:沼津市庄司美術館(静岡)

2015年のフラッグ

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    フラッグ《フェンスぎりぎり》展 2015年1月8日(木)~1月17日(土) ギャラリー檜B・C 撮影はすべて、森岡純氏。

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    初個展。銀座3丁目ギャラリー檜にて。1984年3月。
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